■世界観? |
このソフトの中身を話すと一般的に暗い印象ばかり伝わる。まぁ事実明るくはないんですが。人ではないとはいえ、悪魔を倒しまくるし、賭博行為は普通に横行しているし治安なんて維持されたものじゃない(シリーズ全般を通して言えること)。荒んだ中での明るさってのがこのソフトの面白みってとこだろう。 |
■攻略難易度 |
かなり難易度は高い。バランス的に言えば 戦闘バランス 平均台の上に立っているような感じ。油断のできない敵が多すぎる。Autoバトルもあるが、以後の作品ほど安易には使えない(大概敵の方が強いのでHPの減りが激しい)。 会話&ストーリー進行 悪魔との会話は単調。仲魔にできるものはかなり限られているが、パターンをつかむと簡単。敵との会話は…できないわけではないが、トラブルを招いて不意をつかれることもしばしばあるのであまりしない(一方的な展開を見せるので返答の余地がないことも。)。 面倒な敵に遭遇したときは会話or逃げるが普通だが、いずれも賭け。機敏さの高い敵が本当に多いし、絶対に当たりたくない攻撃が多々あるのがまた面白みを出している。 |
■仲魔 |
使える仲魔がかなり限られている。好みによってもかなりかなり変わるのかも。序盤ではエリゴールは必須、終盤ではハヌマーンやヴィシュヌなどが必須。Light系の悪魔以外は防御力が低く魔界でのボス戦のような戦いでは使えない。 やはりここでは戦闘補助魔法が回復系と同じかそれ以上に重視されるからそれをもった仲魔+攻撃力の高い仲魔しかあまり使わないだろう。 |
■時代 |
あまり知られていないことかもしれないが、これの時代設定は2036年。よく203×年と書かれているが、たしかどこかに明示されていたはず(ソフトだったかな?)。 初めてプレイしたのが91〜2年か、その後くらいだったでまだまだ先だと思っていたが、今でもまだまだ先ですな。 これの元々は90年代後半に原因となりうる事件が起きているわけでもう一応その年月は過ぎたということになりますね。 このソフトの面白い…は別のところでも述べたが、さらに挙げるとすると実際の地名が製作チームの元で数十年後という想定の元に描かれていて、「元々知っているもの」の中で「理不尽のない、想像のみで生み出された」街ではないところに面白みがあるんだと思うが。 もっとも、36年の街の様子や、仮にそういう設定のもとでどうなっているかなんてことは想像でしか作ることが出来ないので、その部分は想像に頼らざる終えないが支離滅裂なものではなく確固とした前提のもとで人がどのように動くかを考えて作られている(と自分では考えているわけですが)というのは面白いと思わせるもとになっているんでしょう。 |
■合体 |
このソフトの最も面白いところ(だと思う)。当時の発想としては面白いし、それらの使い魔を使って神に反逆するというその設定も面白い。絶対的なものへの反抗、とてつもない苦労の伴うものだが、本来はやってはいけない、というか神を倒すなど普通考えもしないことを微妙に再現できるこのシステムは自分的に倫理とは何か?と思わせる上でも興味深い。 神とは一体なんなのか?その存在は一体どういうことなのか?本来は考えてどうこうなるものではないが、信心深くない自分にとっては非常に面白い。 |
■カロン |
以後の話ではでてこないが、このソフトにおいては必須の保険キャラ。 普通はパーティーが全滅したら終わりですが、所持金の半分を払うことで人間だけは生き返らせてくれます(仲魔は生き返らないがこれはお約束)。 これだけハードで天秤の上のようなものだからこういう保険があると記録も消えずに安全にプレイできるんですよね。それに帰れなくなったら(あるいはすぐに帰りたくなったら)全滅すれば最終セーブ地点に帰れます。 まぁそんな使い方もできるんです。 |